2009年06月20日

ウスクダラ

「ミュージックマガジン」08年4月号に有名な『ウスクダラ』のルーツを探る原稿がのっていた。

筆者は高橋修

日本では江利チエミの唄で有名だが、もとは1953年に黒人女性歌手のアーサー・キットが唄ってヒットさせたもの。曲名は「uska dara(a turkish tale)」。

アーサーキットは1928年生まれ、詳細不明だがパリなどに渡ってアメリカに帰ってきたところの吹き込みであったらしい。

梅津和時のこまっちゃクレツマでも、よく演奏する。
たしか「アメリカのトルコ人」とかいうタイトルではなかったか?

「derterk in america」という曲がナフトゥー・ブランドワインの演奏で残っているらしい。録音が1924年でクレツマー音楽らしい(クレツマーとは東欧のユダヤ人のゲットーなどで歌い・演奏されていた音楽)。

どうやらこれが現在確認できるものでの一番ふるい録音らしい。

それで、マリーカ・パパギーカがアメリカの持ち込んでいたのではと推理している。

1918年から37年まで膨大なレコードを吹き込んだギリシア人シンガーだという。

歌詞はいろいろあるようだが、ウスクダという街がある、ということや、トルコについての歌だということがおおざっぱな意味らしい。

曲調としてはトルコっぽいのだが、じつは移住させられてギリシアに戻ったギリシア人たちがイスタンブールを懐かしんでうたった唄だ、という説である。

そこでギリシア語ではどういう曲かというと「apo xeno topo」という名前らしい。どうやらトルコとは関係のない歌詞らしい。

いちばん下の映像はそのタイトルだが、唄をきいていると、ちゃんとウスクダラといっているが…。

ともかくバルカンの民謡だったということだろう。



Eartha Kitt "Uska Dara" - A Turkish Tale




「芸術新潮」2008年1月号では、親分の中村とうようが『世界をさすらう「ウシュカダラ」』という原稿を書いている。

はんぶん以上はギリシアのポピュラー音楽であるレンベーティカの説明だが。

ギリシアとトルコは関係がふかいが、ここは省略して、トルコでまとめたCDブック『レンベーティカ』を紹介している。

このなかのヴァージニア・マンギドゥの『エクスタリ』という曲がウスクラダのメロディーらしい。


Esra Sonmezer

現代風ウスクダラ、声がすごい低い。



こちらは家庭内での余興とおぼしき演奏。娘だろうけど女の子が顔が半分しか映っていないし、ちょっと下手だけどそれがまたいい。



日本では江利チエミのカバーでヒットした。これも懐かしい。

posted by ぶらくすとん at 16:20| Comment(0) | ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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